社員メッセージ

自分のアイデアが形になり、
食品コーナーに製品が並んだ時には
大きな感動が待っている。

金型設計

古田 潤

古田 潤

全く新しい分野への興味と、働きやすい職場環境に惹かれて転職を決意。



私は前職で自動車部品の金型設計をしていたのですが、残業が非常に多く、休みも月1回取れるかどうかという状態が続いていました。友人からの遊びの誘いも常に断るような有り様で、20代半ばまでは「それが会社というものだ」と思い込んでいたのですが、「やっぱりおかしい」と考えるようになり、真剣に転職を考え始めました。ちょうどその頃、以前の職場の同僚が型システムに転職しており、「もしよければ会社見学に来てみない?」と誘ってもらったのがきっかけです。

見学に来てみると、食品容器やペットボトルの製造という、今までとは全く違う分野の仕事がとても新鮮に映りました。元々自動車に興味があって前職の会社に入社したのですが、せっかくだから転職を機に新たな分野に飛び込んでみるのも面白そうだと感じたのです。また、残業が少なく、有給休暇もきちんと取得できるなど、働きやすさの面でも大きな魅力を感じ、入社を決めました。





デザインや内容量など、様々な制約のなかで進めていく食品容器の設計。

現在は食品容器の設計とホットランナーの設計をしています。コンビニやスーパーなどで並んでいるデザート容器やヨーグルト容器などを作るための金型の設計です。

メインとなる食品容器の設計については、大きく2つの流れがあります。一つは、お客様から「こういう容器を作りたい」というご依頼があり、それを受けて実際の容器を作り上げていくもの。もう一つは、お客様に容器の設計から全てを依頼されるものです。食品容器の設計は、形状や見た目のデザインも大切ですし、決められた内容量も守らないといけません。前職で扱っていた自動車部品と比べるとサイズも圧倒的に小さいですし、さまざまな制約の中で設計を進めていくことになります。






スーパーやコンビニの売り場に、自分の製品が並んでいるのが何よりうれしい。



やりがいを感じるのは、やはりコンビニやスーパーの売り場を訪れた時ですね。「どこかで見たような形だな」と思いながら食品容器の裏面を見てみると、自分が担当した容器の品番が書かれていたりします。地域限定の商品に使われていたりすることもあるので、すべてが店頭で見られるわけではないのですが、自分が関わった容器を発見した時はとてもうれしいですね。3年ほど前、とあるキャラクターのプリンの容器を作った時には、どこで販売されるのかが分かっていたため、発売当日にすぐさま購入しに行きました。

自分の手掛けた製品が販売される時以外にも、コンビニやスーパーには頻繁に足を運ぶようにしています。容器の形状をイチから考えていると、ときにアイデアが固まらないことがあります。そんな時にはスーパーに行き、実際の容器を色々と見てみるのです。すると「こんな風にすればいいかもしれない!」と新たなアイデアがひらめいたりします。もちろん苦労もありますが、それが報われて実際の製品になった時は、より一層喜びも大きいですね。

一日の流れ

  • 9:00

    出勤・設計業務

    お客様から依頼された食品容器や、ホットランナーの設計業務を行います。

  • 12:00

    昼休み

    午前の設計業務を終えてお昼休み。休憩中は仲間と話しながらリラックスしています。

  • 13:00

    設計業務

    午後からも設計業務を継続。実際に成形された試作品のチェックなども担当しています。

  • 18:00

    退勤

    残業は繁忙期でも月40時間まで。休みには旅行などに出掛けて気分転換しています。