interview

37年間、ミクロンの世界を極め続けた職人魂。
世界に通用する技術で、次世代への扉を開く。

T・O 1987年入社  / 技術開発部 / 技術課 / 課長 / 金型設計

ミクロンの世界との運命的な出会い

Q. 入社のきっかけは何ですか?

工業高校で機械を学び、ものづくりに関わりたく面白い製造業を探していました。学校の求人票に珍しい金型を製作していると書かれ型システムを知りました。高校の先生にもやりがいのある仕事と勧められ、自宅から近いこともあり友人と2人で面接を受けました。
当時珍しいガラス張りの外観、恒温で保たれた工場でミクロン単位の加工をしている会社が無く、強い興味が湧き入社を決めました。

Q. 現在の仕事内容、やりがいを教えてください。

プリフォーム金型をメインにお客様との仕様打合せから成形立ち上げまで行っています。構想検討から図面展開まで要所で確認はありますが、根本的な問題がなければ担当者に全て任され、自身の思想や考えを金型に反映できます。
責任は重大ですが、自分が携わった金型で生産した商品が店頭に並ぶのを見ると感慨深いものがあります。25年を過ぎても現役で生産している姿を見ると技術者冥利に尽きます。

半世紀の技術蓄積が生む、
圧倒的な強み

Q. 型システムの魅力、強みは何だとお考えですか?

創業50年に及ぶ多数個取り金型の蓄積された技術(最大192個まで量産実績)と、金型会社として珍しいホットランナーを使用した金型の一括製作が強みです。ホットランナー金型を全て自社で賄っているため、成形不良などの原因究明が最短で可能。
特にプリフォーム金型は成形立上げから量産までの技術とアフターフォローが万全で、金型納入から25年以上過ぎても整備を続け量産されているお客様もいます。

Q. 型システムの社員はどんな人たちで、会社の雰囲気を教えてください。

フランクな人が多いですが、業務が専門職で分かれているため業務に対するこだわりが強く、職人気質の人が多いです。仕事は納得するまで確認しますが、納得して製作した物は想定以上。難加工材料や精度など依頼しても試行錯誤しながら想定以上の物を作り上げてきます。
法規上や最低限のルール以外特に縛られておらず、他社に比べて自由で、基本的に残業は最低限で定時退社の雰囲気ができています。

世界基準で培った技術力と、無限の可能性への挑戦

Q. 入社後、成長できた所は何だとお考えですか?

入社当時から普通にミクロン単位の加工をしていたため、加工精度、組付けに対する考え方を根本的に変えられました。
技術に関しても当時「日本の技術が世界一」の風潮の中、当社は北米、欧州との技術のつながりが深く「井の中の蛙」と痛感させられ、「世界」に遅れないよう成長してきました。
「子どもみたいな些細な発想」や「夢で見た発想」からでも新たな物を生み出すことを知り、粘り強く続ければ必ず形になります。

Q. これからのビジョンを教えてください。

若い新たな技術者が活躍できる土台を作っておきたいです。
新しい技術は若い人たちに任せ、過去の技術などを集約し活用できるようにしたい。日本の技術者は国内技術のみで設計しているため、中国を含め海外では異なる技術体系ができ日本のガラパゴス化が起こっています。
良い悪いを含め海外の新たな技術を検証しリバースエンジニアリングしていきたいと考えています。

Q. 求職者の方に一言お願いいたします。

有給休暇も取りやすく残業も最低限で堅苦しくない会社です。少しでも金型製造や精密加工に興味があれば、見学にお越しください。
37年間この業界で培った経験から言えるのは、技術に対する情熱と好奇心があれば、必ず成長できる環境がここにあるということです。

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